OptioW20とCoolpixの画像を比較してみた。
共にAWB、シャープ弱でW20がISO64、Coolpix5000がISO100で撮影。
またCoolpix5000はW20と画角が合うようほぼ38mmにズーム。
画像は800×600pxに縮小。(シャープはかけていない)
左がW20、右がCoolpix5000。
ホワイトバランスはW20がほぼ正確に、Coolpix5000はシアン被りしているように感じる。
画質に関しては、縮小した画像ではあまり差は無いように見えるが、Coolpix5000の方が質感があるように見えてならない。
そこで原寸の画像を見比べたところ、大きな違いが見つかった。
上の原寸サイズをトリミングした画像を見てみると、W20はノイズリダクションが強く、ペタッとした画像になっており、絵画のような印象を受ける。これが質感の違いに現れているようだ。
また家の窓の雨戸部はモアレが生じており、さらに今回原寸サイズを公開していないが、画像の端ではW20は若干流れてしまっている
ちなみに200万画素の差はほとんど感じらない。
とW20の悪い面ばかり目立ってしまったが、このデジカメのポイントは何といっても防水にあり、Coolpix5000と比べてサイズ、起動、書込み等画質以外ではメリットが多い。
また700万画素の力で、Web、プリント出力共に粗が見えづらくなる。
力技で粗を見えづらくしているが、W20などのセールスポイントがあるモデルに限っては画質に関しては多少眼をつぶってもいいかなとも思う。
もちろん画質がいいに越した事ないし、もうちょっと画素数落としてCCDに余裕持たせてノイズリダクションの効きを弱くして欲しいとも思う。
最近のコンパクトデジカメの画像は、絵画に近いような気がするんだよなぁ。