現在メインで使っているVAIOノートも、気が付けば10年目。
そろそろ次のPCをと、オークションを物色していると、格安のThinkPad X60sが目についた。
メモリ1GB、HDD40GB、ACアダプタ、マウス、トラックポイントカバー付きで、なんと約300円(送料入れて約1,200円)。
安さの理由は、BIOSパスワードを忘れてしまったからだった。
CMOS電池を外してもダメだったらしいので、おそらくスーパーバイザーパスワードが設定されいてるはず。
ネットで調べてみると、X60sのSVP解除は個人では難しそうなので、システムボードを交換するしかないだろう。
などと思いつつ、一通り揃っているThinkPadとその安さに心を惹かれ、思わず落札してしまった。
実際に起動してみると、パスワードの入力をうながす画面が。
レノボによると、このマークはパワーオン・パスワードが設定されている場合、もしくはパワーオン・パスワードとスーパーバイザー・パスワードの両方が設定されている場合に表示されるらしい。
起動時に表示される鍵マークのパスワード・アイコンの種類について - ThinkPad 全般BIOSパスワードをクリアするにはCMOS電池を外せばいいが、それはパワーオン・パスワードのみに有効。
念のためCMOS電池を外して起動してみると、案の定パスワードを求められた。
やはり、システムボードをまるごと交換するしかないようだ。
気長に、オークションに格安システムボードが出品されるのを待つとしよう。
外観はなかなかキレイ。
パームレストの左液晶ヒンジ部(ファンの部分)に割れがあるが、はじめから分かっていたこと。
液晶を動かしてみると割れが動くので、液晶開閉時にこの部分に力がかかるらしい。
そのうちプラバンで補強してみよう。
液晶ベゼル下のX60sのプリント横にLENOVOの文字はなく、天板やパームレストにIBMのロゴがあることから、X60sの前期モデルらしい。
ThinkPadのタイプを示すシールが剥がされていたので型番は不明だが、2.5インチ40GBHDDが付いていたことから推測すると、Core Duo L2300(1.5GHz)搭載の1702型と思われる。
おまけでついてきたマウスはかなりキレイだったが、せっかくなので分解清掃。
X60s本体もキレイだったが、キーボードの隙間からたくさんの埃が見えていた。
キーをすべて外してみると、とんでもない量の埃が現れた。
エアーダスターで吹き飛ばせば一瞬でキレイに……なると思っていたら、埃はいっこうに吹き飛ばず、あきらめてウエットティッシュで清掃した。
液晶にも、なんだか水滴が付着して固まったような汚れがあったので、ウエットティッシュでふきふき。
ウエットティッシュはモニターのコーティングを剥がしてしまう恐れがあるが、今回は問題はなかった。
コーティングはされていないのだろうか。
キーボードを外したところ。
手前の黄色いものがCMOS電池。