EPSON EP-302を購入して年賀状印刷は今年で二年目。
年賀状インクジェット用紙印刷のプリンタの設定や、インクの消費具合をレビューします。
年賀状インクジェット用紙印刷のプリンタの設定
宛名面
年賀状の宛名面は普通紙扱いになるので、プリンタドライバでの「用紙種類」設定は『普通紙』
「印刷品質」は『普通』で十分きれいな宛名が印刷される。
『ドラフト』は印刷が荒く、色も黒が茶色になるので、お勧めしない。
「カラー」は『グレースケール』を選択。
通信面
1. グラフィックソフトでの設定
私はPhotoshopCSを使用して年賀状印刷をしているので、それを基準に説明します。Photoshop Elementsでもだいたい同じです。
ファイルメニューから「プリントプレビュー」を選択すると、以下の画面が表示されます。
「その他のオプションを表示」にチェックを入れると、新しい設定項目が表示される。
ここで「カラーマネージメント」を選択。
「ソースカラースペース」は、『ドキュメント』を選択。
「プリントカラースペース」は、通常のインクジェット紙なら『EP-302 Matte Paper』を選択、
写真用インクジェット紙なら、
『EP-302 Photo Paper』:EPSON フォト光沢紙
『EP-302 Photo Entry』:EPSON 写真用紙エントリー<光沢>
『EP-302 Photo Paper(G)』:EPSON 写真用紙<光沢>
のどれかを選択。
私が写真用インクジェットに印刷する場合は、『EP-302 Photo Paper(G)』:EPSON 写真用紙<光沢>を選択する。
これはEPSON 写真用紙<絹目>にプリントするときに使用するもの。
過剰品質かもしれないが、他はプリントに使用したことがないので、安全策を採っているだけ。
2. プリンタドライバでの設定
グラフィックソフトの設定が終わり、「プリント」ボタンを押すと、次はプリンタドライバの設定画面が表示される。
「用紙種類」は、『郵便はがき(インクジェット紙)』、もしくは『郵便光沢ハガキ』を選択。
『EPSON 写真用紙』を選択しても問題ないはず。
最近の機種は郵便はがきの選択項目があるが、古い機種にはなく、PM-970Cを使用しているときは『EPSON 写真用紙』を選択していた。
「カラー」は、カラー印刷なら『カラー』を選択、モノクロなら『グレースケール』を選択。
「モード」は、通信面のデザインがイラストなら『標準』で問題ない。(今年のイラスト年賀状はこの設定)
写真なら『きれい』、
印刷にスジが見えるようだったら、詳細設定を選択して『フォト』を選択して『双方向印刷』のチェックを外す。
「カラー設定」画面では『色補正なし』をチェック。
インクの消費具合
2009年12月中旬にEP-302を購入してから以下の印刷を行った。
年賀状宛名面:120枚
年賀状通信面:標準品質分67枚、写真品質分10枚
ポストカード:写真品質10枚
住所変更連絡ハガキ:50枚(宛名面、通信面ともにグレースケールテキスト)
自作CDカレンダー:12枚(テキストのみ標準品質)
A4写真プリント:写真品質4枚
A4テキスト:標準品質グレースケール約10枚
その他:年賀状テスト印刷宛名通信面数枚、WEBページ印刷A4数枚、ノズルチェック印刷(3週毎)
上記の時点で、黒と黄色のインクが無くなり、印刷ができなくなった。
黄色は黒の発色を良くするために下地に使用されており、グレースケールでも消費する。
※購入時に付属されているインクを使用しているので、最初にインクをセットした充填時も減っているはず。
その後、黒と黄色のインクを同時交換して以下の印刷をした。
年賀状通信面:標準品質分32枚、写真品質分10枚
A4写真プリント:写真品質2枚
A4テキスト:標準品質グレースケール約4枚
そしてインクの消費状況は以下の画像のようになった。
ちなみにノズルチェック印刷を3週毎に行っているのは、ノズルを詰まらせないようにするための対策。
どれほどの効果があるか不明だが、ノズルが詰まってヘッドクリーニングでインクを大量消費されるよりはましだろう。
また今回初めて黒と黄色のインク交換を行ったが、インク充填に伴う他の色の減りは、PM-970Cのように目に見えるほど感じられなかった。(表示されているインク量を見る分には)
インクカートリッジが以前使用していたPM-970Cより小さくなっていることと(量が減っているかは分からないが)、最初のインクを使用してこれだけ印刷できることを考えれば、EP-302のインク消費量は減っているように感じた。
ただ、PM-970Cは印刷しないときは電源すら入れておらず、そのせいでノズルが詰まり、ヘッドクリーニングをしていたので、消費が早く感じたのかもしれない。
もちろんインク消費量が少なくなって、インクの価格が下がれば言うことなし。