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ThinkPad T520にWindows10 バージョン1909をクリーンインストールした。しかしカラープロファイルが反映されない問題あり

パソコン設定など|2020/06/03 Wed
ThinkPad T520にWindows10 バージョン1909をクリーンインストールしてみた。
ThinkPad T520のスペックは
フルHD・Core i5-2520M・NVS4200M・メモリ8GB。
以前購入していたCFDの「CSSD-S6M512CG3VZ」にインストール。

インストールはあっさり完了。
以前にWindows10の無料アップグレードを行っており、SSDに変えても認証された。

以前Windows10をインストールした、X60sやR61に比べると、ほとんど動作にもたつきなどは感じられず逆に軽快感がある。
SSDにインストールしたことが大きく影響しているようだ。
このままWindows10で使い続けるかどうか悩ましい問題が発生したが、それは後述する。


以下、Windows10インストール時の内容や別途インストールしたドライバー、動かない機能と対策などを記載しておく。

HDDの初期化とWindows10インストール

Windows10では、大規模アップデート時に回復パーティションの容量不足で新たな回復パーティションが作成されるなど問題があるようなので、クリーンインストール時に回復パーティションが十分となるように最適なパーティション構成を作った。

【参考サイト】
上記サイトを参考に以下のようにパーティションを作成した。
  • パーティション1、ESP::512MiB
  • パーティション2、データ:容量が少ないストレージならこのパーティションは作らない
  • パーティション3、Windows:パーティションを拡大・縮小する可能性があるので最後に配置(Cドライブ)
  • パーティション4、回復:3072MiB:推奨1GiB×2+念のため1GiB

具体的なコマンドは以下の通り。
パーティションサイズは1MB=1024MiBで入力する。
  1. Windows10のインストールUSBメモリで起動する。
  2. インストールディスクの選択が表示されたら、「Shift+F10」を押してコマンドプロンプトを起動。
  3. ■ディスクの初期化
    diskpart
    select disk 0
    clean
    ■ESPパーティションの作成
    create partition efi size=512
    format quick fs=ntfs label="System"
    ■データパーティションの作成(250GBのパーティションを作成した場合。作成しない場合は次のパーティション作成へ)
    create partition primary size=256000
    format quick fs=ntfs label="Data"
    ■Windowsパーティション、および回復パーティションの作成
    create partition primary
    shrink minimum=3072
    format quick fs=ntfs label="Windows"
    create partition primary
    format quick fs=ntfs label="Recovery"
    set id=27
    


    最後に「list volume」、「list partition」と入力し、パーティション内容を確認。
    問題なかったら、コマンドプロンプトを終了。
    exit(diskpart終了)
    exit(コマンドプロンプト終了)
  4. インストール場所の選択画面に戻る。
  5. Windowsパーティションを選択し、インストールを開始。

ThinkPad T520にWindows10をインストール

オフラインでWindos10をインストールしデバイスマネージャーを見ると、以下3つのトライバーが当たっていない。
  • Intel Management Engine Interface:PCI\VEN_8086&DEV_1C3A&SUBSYS_21CF17AA&REV_04
  • Ricoh PCIe SDXC/MMC Host Controller:PCI\VEN_1180&DEV_E823&SUBSYS_21CF17AA&REV_05
  • Lenovo PM Device:ACPI\VEN_LEN&DEV_0068
この状態のままネットにつなげると、Intel Management Engine InterfaceとLenovo PM Deviceに自動でドライバーがインストールされる。

また次のデバイスは自動で新しいドライバーに更新された。
  • PS/2互換マウス→Synaptics Pointing Device
  • Microsoft 基本ディスプレイアダプター→NVIDIA NVS 4200M
  • 汎用PnPモニター→LCD 1920×1080(手動でドライバーの更新を行った)

このほか、「システムデバイス」内の各デバイスを手動でドライバー更新を行ってみると半分以上が別のドライバーに更新された。
ただこれらのデバイスは、後でインストールするWindows7用のチップセットドライバーで更新されるものとほぼ同じなので、いちいちデバイス毎に更新を行わなくて良さそうだ。

ドライバーをインストール

このままでも問題なく動いているようだが、Windows7用とWindows10用のドライバーを続いてインストールする。
  1. チップセットドライバー「g1ic09wj.exe」をインストール。
    セットアッププログラムの開始までかなり時間がかかるので、しばらく待つこと。(タスクバーにセットアッププログラムのアイコンがでている)
    インストールが完了すると、デバイスマネージャーのシステムデバイスに新しいデバイスがいくつか追加される。
  2. オーディオドライバー「Conexant オーディオ ソフトウェア 8.32.43.0_8aax04ww.exe」をインストール。
  3. SDカードリーダードライバー「Ricoh メディア カードリーダー ドライバー 2.22.18.01_8axw02ww.exe(Windows10用)」をインストール。カラープロファイルが反映されない問題あり。
  4. NVIDIAのサイトからダウンロードした「392.59-quadro-desktop-notebook-win10-64bit-international-whql.exe」をインストール。
    自動でインストールされたNVIDIA NVS 4200Mドライバーのままでも問題なさそうだが、NVIDIAコントロールパネルの「3D設定の管理」内に「Open GL レンダリング GPU」の項目がなくNVS4200Mを設定できないので、新たにインストールした。

※SATA AHCIコントローラードライバーは「標準SATA AHCIコントローラー」が当てられており、「Intel ラピッド ストレージ テクノロジー ドライバー 11.2.0.1006 g1io15wj.exe」を当ててみた所、CrystalDiskMarkでSSDの速度低下がみられたので、「標準SATA AHCIコントローラー」のままにする。

X60sやR61で問題になっていた、「EdgeやWindows UIなどでセンターボタンのスクロールが効かない」は自動で更新されたドライバー「Synaptics Pointing Device」で問題なく機能した。

バッテリーの閾値も「Lenovo Vategeアプリ」をインストールすることで設定可能。
輝度調整・音量のオンスクリーンはWindows10標準の機能が動作するので問題なし。

Windows10で発生した問題

Ricoh メディア カードリーダー ドライバーをインストールするとカラープロファイルが反映されない

Ricoh メディア カードリーダー ドライバーをインストールすると、コントロールパネル > 色の管理で設定したカラープロファイルが反映されない。(Windows7用のドライバーでも同様)

ThinkPad T520に使ったAUO製B156HW01 V4用のカラープロファイルと、設定方法は以下の過去記事を参照。

ThinkPad T520の青っぽいディスプレイを調整した

この現象が起きる条件は、SSDにWindows10をインストールし、「Ricoh メディア カードリーダー ドライバー 2.22.18.01_8axw02ww.exe」(もしくはWindows7用)をインストールすると発生することが分かった。

【分かった細かい現象】
  • Ricoh メディア カードリーダー ドライバーをアンインストールすると、カラープロファイルは問題なく反映される。
  • Ricoh メディア カードリーダー ドライバーを設定の『アプリ』からアンインストールし、デバイスマネージャーのドライバーの更新で一度展開したドライバー関連のファイルを当ててみても、カラープロファイルは反映されない。
  • Ricoh メディア カードリーダー ドライバーがインストールされていると、色の管理を開くと『ハードウエアが更新されたため、デバイスページは更新されました』というメッセージが2回続けて表示される。
  • HDDにインストールすると問題は起きない。
  • SDカードを本体に挿入して起動するとカラープロファイルが反映される。
    しかし色の管理『ハードウエアが更新されたため、デバイスページは更新されました』というメッセージは表示される。
    恐らくディスプレイ関連の何かが正常に読み込まれていない。
  • 色の設定でカラープロファイルを再設定、もしくは設定 > ディスプレイでカラープロファイルを再設定すると、カラープロファイルはずっと反映されたまま。色の管理で『ハードウエアが更新されたため、デバイスページは更新されました』のメッセージも表示されない。
    再起動すると再びカラープロファイルは反映されない。
  • BIOS設定で、Security > I/O Access > 「Memory Card Slot」をDisableにしても、Ricoh メディア カードリーダー ドライバーがインストールされていると、カラープロファイルは反映されない。

その他試したものの変化のなかった(カラープロファイルが反映されない)ことは
  • NVIDIAドライバーのバージョンを変えた
  • ドライバーのインストール順を変えてみたり、あとからチップセットやグラフィックドライバーを再インストールした
  • グラフィックスをNVIDIA NVS4200MのみからインテルHDグラフィック3000とNVS4200MのOptimusにした
  • Windows10のアップデートを行った。
  • 別のSSD「Micron RealSSD C400(MTFDDAK128MAM-1J1)」にインストールした。

結局SSDで問題が出てHDDに問題がでないということは、読み込み速度とタイミングの関係でちょうどRicoh メディア カードリーダー ドライバーがディスプレイ関連情報の読み込みを阻害しているということだろうか。

対策

今のところハードディスクにWindows10をインストールするか、Ricoh メディア カードリーダー ドライバーをインストールしないか、しかない。
SDカードスロットが使えなくてもUSBカードリーダーでSDカードが読み込めるので、Ricoh メディア カードリーダー ドライバーをインストールしないほうがいいかもしれない。

さてThinkPad T520でWindows10を使っていくかどうか。
新しいWindows10 v2004でも色々と不具合はあるみたいだし。

安定したWindows7のまま、SSDに換装して使う方が精神的にいいかな。

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