朝起きて窓を開けると、虹が出ていた。
ありふれた自然現象だけど、光が水滴によって七つに分けられてできたアーチは、やっぱり気持ちがいい。
OLYMPUS TG-615
虹を撮影すると、目で見たときに比べ、虹の色が薄く、はっきり写っていないことが多い。
そこで私が行うのは、
- 露出補正-0.7~-0.3で撮影
- 撮影した画像を、グラフィックソフトでコントラストを上げる
こうすると、虹がはっきりしてくる。
撮影後に彩度を上げるのは、どぎつくなってしまうので、止めた方がいい。
一眼レフや、フィルターをつけられるコンパクトデジカメなら、PLフィルターをつけるのもいい。
PLフィルターの効果を最大限に効かせることで、空の青さと虹の色が強調される。
『虹 PLフィルター』で検索すれば、色々と作例が見つかるはず。
PLフィルターを探す【Amazon】PLフィルターを探す【楽天】【PLフィルター使い方参考】
第3回 PLフィルター(1) 青空と白い雲をもっと印象的に撮ろう 【レンズフィルター 初級講座】 - スタジオグラフィックス最近では、スマホ用PLフィルターもある。
画質のいいiPhoneにつけたら、きれいな虹が撮れるかも。
OLYMPUS TG-615
写真を四枚撮影して、パノラマ合成した虹の全体像。
パノラマ化には『
AutoStitch』を使用した。
OLYMPUS TG-615
虹の端をアップ。
高い場所から虹を見ることができれば円に見えるらしい。
でもタイミングが難しそうだ。
ところで、虹には、白い虹や、月の光でできる月虹(げっこう)もある。
これらの虹ができる条件を知っていれば、珍しい虹に出会える可能性も高まるというものだ。
それぞれの特徴をネットで調べてみた。
【白い虹】
白い虹の発生メカニズムは、基本的に七色の虹と同じらしい。
しかし、七色の虹が雨粒など、大きめの水滴に光が反射してできるのに対し、白い虹は霧粒や雲粒のような小さな水滴に反射してできる。
大きな水滴に反射した光は、その波長によって屈折の角度が変わるため、色が別れる。
一方、霧粒などに反射した光は、粒が小さいため、光の別れ方が小さく、それぞれの色が混じってしまう。
光はすべての色が混ざると白くなるから、白い虹ができる。
だから霧の出ているときなどは、白い虹が見れる確立はあがるはず。
身近なところでは、ヒートアイランド対策で行われているミストシャワーにも発生する。
(参考:
白虹++あおぞら☆めいと)
【月虹】
名前の通り、月の光でできる虹。
メカニズムは通常の虹と同じだそうだが、月の光が強い満月などの夜に見られる。
(参考:
幸せを招く月虹(げっこう)! | 石垣島天文台)