近々、忘年会の予定があり、その時の模様を撮影するつもりなのだけど、去年撮影したとき28mmでは全員を写真に収めきれなかった。
そこで今回は19mm相当になるワイコンを装着して撮影しようと思い立った。
しかしここで問題がある。
内蔵ストロボが使えないのだ。
カメラの設定でワイコンを使用にすると、強制的にストロボがオフになってしまうし、カメラの設定をワイコンに設定しないで使用しても、ストロボを焚くとワイコンの影が思いっきり写ってしまう。
外付けストロボを購入しようかとも考えたが、ワイコン+ストロボという使い方は年に一回だけ。
なんだか勿体ないので、内蔵ストロボ光をバウンスさせようと考えた。
というのも、
プアマンズ・ストロボ大全というサイトで、厚紙を使ってツインストロボを制作されているのを見ていたからだ。
という訳で上の写真のものを作成した。
「続きを読む」以降サンプル画像を公開しています。
調光センサーが変な位置にあるので、これを塞がないようにしなければいけない。
そのまま使用すると、ストロボ光にムラが出来てしまうので、トレーシングペーパーでディフューザーを付けてみた。
撮影サンプル:広角
共通設定
ワイコン装着, コンバーター設定:OFF, マニュアル露出 F2.8 1/60, オートホワイトバランス, 階調補正:標準, スピードライト強制発行, スピードライト発行量補正:0, 撮影距離:壁から約1m
バウンサー装着, ディフューザーなし
バウンサーに光を導く、導筒の部分から直接光が当たっている部分とそうでない部分とで、明るさのムラができる。
バウンサー装着, ディフューザーあり
トレペでディフューザーを制作し、装着。
光量は落ちたが、ムラはなくなった。
四隅が暗いのは仕方ないか。あまり大きくても邪魔だし。
バウンサーなし
思いっきり、ワイコンの影が。
また、がっしりとグリップを握っていると指の陰まで写ってしまうことがある。
撮影サンプル:マクロ
マクロは想定して制作していないが、一応撮影してみた。
共通設定
ワイコン装着, コンバーター設定:OFF, マニュアル露出 F2.8 1/60, オートホワイトバランス, 階調補正:標準, スピードライト強制発行, スピードライト発行量補正:0, 撮影距離:レンズ先端から被写体まで約3cm
バウンサー装着、ディフューザーなし
陰がかかってしまっている。バウンサーがないと確実に被写体すべてが陰になってしまうはずなので、多少ましになっている。
バウンサー装着、ディフューザーあり
陰がなくなった。
図面
一応図面を制作したので公開します。完成写真を参考に組み立ててください。
反射部にはアルミホイルを木工用ボンドで接着しました。
本体組み立てはセロテープ接着。
反射板はストロボ光を上面に反射するためのもので、本体底面に45度の角度で付けます。
シュースペーサーは、本体のシュー挿入部をシューに挿入したあと、背面からシューに差し込みます。
今回はセロテープでシュースペーサーとシュー挿入部をつなげています。