以前、シャープ製携帯電話のカメラSH705iの焦点距離について、『
SHARP SH705iの焦点距離』で、「35mm換算の焦点距離は32mm程度だろう」と書いた。
この時は、携帯で使用されているCMOS(撮像素子)のサイズが分からなかったため、28mmのTG-615と、37mmのMZ3、SH705iで撮影した写真を比較し、写っている範囲で推測したのだが、今回CMOSのサイズが分かったので、焦点距離を計算した。
CMOSのサイズは1/4inch。
SH705iの取扱説明書に記載されていた。ネットばかり検索していて、肝心の説明書を見ていなかった。
撮像素子の実際のサイズは、対角長1/4inchではないのが一般的。ネットで調べると、1/4inch撮像素子の対角長は4.5mmだと分かった。
35mm版フィルムサイズは、36×24mm 対角長43.3mm。
1/4inch CMOSサイズは、対角長4.5mm。
35mm版と1/4inch CMOSの対角長でサイズ比を計算。
43.3÷4.5=約9.6倍
SH705iの焦点距離は、撮影した画像の情報から3.6mmであることが分かっている。
そこで3.6mmを35mmに換算すると、
3.6×9.6=34.6mm
SH705iの焦点距離は、四捨五入して35mmということが分かった。
ちなみに、先日
N-06Bを買った。
ドコモオンラインショップを何気なく覗いてみると、N-06Bが3,150円で売っており、すぐに売り切れるものが残っているうえ、シンプルなデザインと、グリーンに惹かれて、即購入。
全部ドコモポイントで支払った。
N-06Bは、カメラがワンプッシュですぐに起動できるのがよさそうだ。
SH705iでカメラを起動するには、TVとカメラの共通ボタンを1秒以上押す必要があり、すぐに起動できないのが欠点だった。
だからカメラがすぐに起動できるのは、非常に嬉しい。
N-06Bのカメラは、1/4inch CMOS 500万画素。
1/4inch CMOS 320万画素のSH705iの画質があまりよくないだけに、同じCMOSサイズで画素数がアップしているのが気になる。
しかし、これだけ極小画素の撮像素子となると、画質に与える影響は、撮像素子が受ける光量の多さより、画像処理のデキが左右しそうだ。
N-06Bは、NECカシオモバイルコミュニケーションが開発している。デジカメを作っているカシオが関わっていることで、シャープ製のSH705iより多少は画質がいいのではないかと期待している。
それと、2008年製SH705i、2010年製N-06Bのあいだに画像処理の向上もしているはず。
来週には届くので、画質を比較してみたい。