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オープンラックをDIY ―キヤノン カラーレーザープリンターLBP7010C用の台を作る―

雑記|2019/11/25 Mon
先日「キヤノン カラーレーザープリンター LBP7010C購入」で掲載した写真でキヤノン カラーレーザープリンターLBP7010Cを置いていた場所は仮置き場。
このままだとスキャナーを設置できないので、キヤノン カラーレーザープリンターLBP7010C用のオープンラックを作ることにした。

設置場所


置き場所はLBP7010Cの箱が置いてある場所。
空きスペースのサイズは450×450mm。
このサイズのラックは売っていないのでDIYする。

オープンラックの作り方を考える

オープンラックの形は450×450mm、高さ800mm、4段の棚で製作する。
一番上にプリンター、その下にスキャナー、その下は用紙トレイなどを置く。

作り方の案は2通り。
1. 足を4本立てて横から棚板をビスで固定する方法
メリット:比較的安く作れる、手っ取り早く作れる。
デメリット:棚の位置を変更するなどが面倒、棚の段を増やす場合長い足に変える必要がある。
2. 足に鬼目ナットを埋め込み上下の脚で棚板を挟んで組み立てる
メリット:棚を上に追加しやすい、足の長ささえ変えれば棚の位置も変えやすい、重量が足にそのまま掛かるので案1より重い物が乗せられる、横からビスを打たなくてもいいので、比較的薄めの棚板で作れる。
デメリット:鬼目ナット代が増える、足に鬼目ナットを埋め込むための穴あけ、棚の穴あけが必要。

結局、案2「足に鬼目ナットを埋め込み上下の脚で棚板を挟んで組み立てる」方法に決定。
この形式のオープンラックはホームセンターなどで規格ものとして売っている構造で、我が家にはこのオープンラックシステムで組み立てたものがいくつかあり、使い回しもできそう。
棚板の追加が楽にでき、面倒だったらホームセンターのオープンラックシステムの材料も使える。


我が家にあるオープンラックシステム。
これの4段、450×450mmサイズで製作する。


簡単な完成図と寸法。
足部はダイソーのロック付きキャスターを使用予定。

材料調達

使用する材料を事前チェックをしておき、買い出しをした。
購入材料・工具等一覧
材料数量金額(単価/計)購入場所
OSB合板 1820×910×12mm 1枚 1,480円 コーナン
2×2材 6F 38×38×1820mm 2本 498/996円(+税)
連結ボルト 2袋 128/256円(+税)
6角穴ビス 2袋 178/356円(+税)
木工用ボアビットΦ18 1本 528(+税)
木材カット代 16回 30/480円(+税)
ナチュラルミルクペイント
アースホワイト
5本 100/500円(+税) ダイソー
万能用ハケ幅70mm 1本 100(+税)
サンドペーパーセット 1袋 100(+税)
ハンドサンダー - サンドペーパー用 1個 100(+税)
ストッパー付きキャスター 2個入り 2袋 100/200円(+税)
鬼目ナット(ツバなし) M8×20mm 25個 36/900円(税込)+送料330円 DIYパートナー
楽天市場店
6,836円(税込)
棚板の材料は針葉樹構造合板を使う予定だった(一番安かった)が、購入当日合板を良く見てみると木の節がかなり多いことに気が付いた。
穴を開けたり、天板と底板には六角穴付きビスで固定するための座ぐりを入れる予定だったので、そこに木の節がくると面倒なので、少し高くなるが急遽OSB合板にした。

OSB合板、足となる2×2材はコーナンでカットしてもらった。
1カット30円。


カット数が少なくなるよう写真のように依頼した。
2×2材は予想どおり2本まとめてカット。
OSB合板は最初に縦にカットして、あとは2枚まとめて……と考えていたが、「OSB合板は固いので一枚ずつカットさせてもらいます」とのこと。
計算では12カットだったが、最終的に16カットになった。


木材以外の購入したもの


ダイソーのナチュラルミルクペイント
アースホワイトを選んだのは、オープンラックを設置する場所が少し薄暗く感じたから。
念のため5本購入しておいた。


ダイソーのストッパー付きキャスター 40mm
はじめは一番最初の写真のように足をつけてオープンラックシステムのキャスターを付けようと思っていたが、ダイソーでちょうどいいサイズのキャスターを見つけたので、これを付けることにした。
キャスターの動きが心配だったが、意外としっかりしている。
キャスターの取付け部は2×2材と同じ38mm×38mm


コーナン オープンラックシステムの連結ボルトと六角穴ビス。
M8で連結ボルトの長さは60mm、六角穴ビスの長さは30mm、頭のサイズはΦ17×2.5mm


鬼目ナット(ツバなし)M8×20mm 合計金額が6,836円と少し高めに感じるが、今回はボアビットや紙やすり、刷毛なども購入しており、棚のみだと6,000円弱くらい。 さらにOSB合板450×450mmが4枚余るので、もう少しお得感がある。 ちなみにコーナン オープンラックシステムで似たようなサイズで作ろうとすると約10,000円になる。

OSB合板の臭い対策

OSB合板は臭い!
コーナンではただの木材っぽい匂いだと思っていたが、カットして車に乗せてみるとなかなかの刺激臭。
臭いには敏感なタイプなので失敗したかと後悔した。
ホルムアルデヒドの発散量を示すFが☆☆☆☆とあったので安心していたが、これはホルムアルデヒドのみ対象の規制らしく、他のの化学物質は制限がないらしい。

とはいうものの買ってしまったのでなんとか使えないかと考えて、天日に干した。
10時頃から4時頃まで干すと、部屋に入れておいてもそれほど気にならなくなった。
結局3日同じように天日に干して、近づくと木材っぽい匂いがする程度になった。


下に段ボールを敷いて天日に干しているOSB合板

2×2材とOSB合板の加工

2×2材は、カット面に簡単な面取りを行い、荒れている面があるので240番のサンドペーパーで綺麗にする。
加工は、下穴に11.5mm×32mmをあけ鬼目ナットを埋め込む。


下穴あけ、鬼目ナット埋め込み完了。

下穴は角の対角線に線を引き中心を出し、2.5mmほどのドリルで下穴をあけたあと、11.5mmのドリルで穴あけ。
鬼目ナットは六角レンチで回すと、下穴に食い込んでいく。


下穴をあけるのに、手で支えて縦にドリルで穴をあけていったが、穴が中心からずれたり穴が傾いてしまった。
木材が比較的柔らかそうだと思って油断していたが、ちょうど木の節があってドリルが噛んで穴が傾いたり、木目が影響して中心からずれたりした。
面倒でも治具を作るべきだったか。
とりあえずこれで組んで様子を見てみよう。


OSB合板に穴をあけるのに、厚紙を450×450mmに切りテンプレートを作成した。

OSB合板は天板と底板に使う六角穴ビスの頭が飛び出さないように、Φ18×3mmの座ぐり加工をする。
底板は裏面に座ぐりを行う。
その後、8.5mmの貫通穴を4隅にあける。

キャスター付属のタッピングネジは呼び径4mm。
OSB合板は目が粗いので、キャスター用の下穴は2.5mmにした。
もう少し小さくても良かったかも。


OSB合板の穴あけ完了。

塗装

塗装はOSB合板のみに行う。
足はそのまま。

塗装の前準備として、紙やすりで表面を適度に粗くしておく。
とくにOSB合板は樹脂で固めてある関係で塗装をはじきやすいらしい。
120番の紙やすりで表裏側面をやすりがけし、同時に簡単な面取りも行った。
塗ってみると、裏面は始めから毛羽立ち気味な感触だったので塗料の乗りが良かったが、表面は比較的ツルツルしており、120番の紙やすりでも目が細かいように感じた。
もう少し粗い番手の紙やすりでも良かったかも。

塗装1回目。
塗料は粘度が高めでドロドロとしている。
匂いは少ないが塗っていると、ミルクソフトクリームのような匂いがする。

表面は、薄めずに塗ると4面で1容器塗れるが、若干下が透けている印象。
裏面は、薄めずに塗ると4面で1容器+1/3ほど使用した。ケバケバしてる分だけ表より塗料の乗りがいい。

乾燥は約3時間行った。

塗装2回目
表面は塗料の説明通り5%ほど水で薄めて塗装。
まだ若干透けている感じで凹んでいる部分はまだ塗れていない。

裏面は下はほとんど透けていないので、容器の1/3くらいに水を入れて塗装。
結構シャバシャバな感じになるが、塗っていると塗料入れの塗料が揮発してシャバシャバ感がなくなっていく。
裏面はこれで塗装完了。
ここまでで塗料4本使用。

塗装3回目
OSB合板の凹んでいる部分まで塗りたかったので、容器の1/3くらいに水を入れて塗装。
いい感じになった。


ほぼ塗装完了。
塗料は5本すべて使った。

組立


足に埋め込んだ鬼目ナットが斜めになっていたり中心がずれていたりしていたが、足を回して穴がいい位置にくるようにすることで、なんとか組めてしまった。

棚をすべて組んだあとで、逆さまにしてキャスターの取付け。
キャスターに付属のタッピングネジは、長さが14mmありキャスター固定部の厚さを考慮しても棚板の12mmに対して長い。
そこで所有している同サイズの呼び径4mm長さ12mmのタッピングビスを使い、さらに厚さ1mmのワッシャーを噛ませることにした。
キャスター固定部の厚さが1.5mm程度なので棚板に食い込むのは9.5mm。
タッピングネジをOSB合板にねじ込んだ感触は柔らかかったので、なんどもつけたり外したりしたらネジがバカになると思う。

設置


オープンラックを置いてみた。
ピッタリでいい感じ。


棚板のアースホワイトと未塗装の足の色合いが合っている。
また凹部も塗ったことでOSB合板特有の凹凸がいい陰影を出ている。


プリンターやスキャナーなどを設置してみた。
左側の黒いAVラックとの見栄えが心配だったが問題なさそう。
それよりも無線LANルーターやテーブルタップの配線のゴチャゴチャのほうが目につく。

はじめは黒に塗ろうとしていたが、乳白色にしたことでいままで薄暗かった空きスペースが、明るくなった。

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