昨年末、オークションで「
ThinkPad X60sを手に入れた」(以下X60s一号機)が、スーパーバイザーパスワードのかかっているもので、システムボードを交換するしか使うことができなかった。
その後、オークションでシステムボードもしくは、格安のThinkPad X60sを探していたところ、運良くWindows XP付き(DtoD領域あり)ThinkPad X60sを約2,000円で落札することが出来た。
このThinkPad X60s(以下X60s二号機)は、Windows XPは起動するものの、ときどきファンエラー発生、Windowsキー欠落、ディスプレイ劣化、バッテリー充電不可、各部割れあり、無線LANなしというもの。
このPCだけを入手して使おうとするには厳しいが、私にはすべてが揃っているX60s一号機がある。
この一号機に足りないのは、動作するシステムボードとOSだけ。
つまりX60s二号機は、X60sを復活させるのに充分な機能があった。
左:X60s一号機、右X60s二号機(Type:1703-AW4)。
X60s二号機の外観は比較的キレイ。
しかし、裏返してスピーカー部を見ると嫌な予感。
パームレストを外して現れたシステムボードは、ネコの毛と埃まみれであった。
この前にキーボードのキートップをすべて外して清掃したが、同じくネコの毛と埃が凄かった。
掃除機でも吸い取りきれず、ウエットティッシュとガムテープでペタペタして、清掃した。
クリックボタンの下にあるスピーカー部にも、ネコの毛と埃が詰め込まれている。
CPUファンももの凄い埃。
X60sのロゴの横にlenovoのロゴがあることから、X60s一号機より新しく作られたモデルのようだ。
掃除機、ウエットティッシュ、ガムテープペタペタで一通り清掃を終え、システムボードを外した。
X60s二号機の液晶の劣化状況や本体の割れの状態が良ければ、そのまま使うことも考えたが、液晶は黄ばみが強く、天板のヒンジ部、ベゼル下部に割れがあり、使うことを断念した。
システムボードを外した本体。
無線LANはもともと付いていないモデルのようだが、アンテナは付いていた。
X60s二号機のパームレストは熱対策が進んだもので、銅板が貼り付けられている。
しかし割れが二ヶ所もあり、一号機のパームレストを使うことにした。
一号機のパームレストには、アルミ板が貼ってある。
X60s二号機は、ときどきファンエラーがでるということだったので、分解清掃することにした。
ファンを分解してみると、排気口が埃でほとんど塞がっている。
ファンの清掃が終わり、システムボードをX60s一号機に移植して起動してみたところ、ファンエラーが連発。
ファン本体が寿命らしい。ファンの排気口にたまっていた埃は、磁石が削れていたものかも知れない。
X60s一号機のファンは生きているので、X60s二号機のシステムボードに一号機のファンを組み付け、一号機本体に移植した。
X60s二号機のWindows XP入りのHDDを挿入して、無事起動。
ここで気付いたのが、USBポートの位置が微妙でマウスが使いづらいこと。
左のUSBポートを使った方が良さそうだ。
OSを起動してみると、一号機の液晶は青っぽく、黄ばみの気配がない。比較的使用時間が少なく状態がいいのだろう。
バッテリーもフル充電可能で、X60s一号機は程度のいいPCだったようだ。
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