4月12日(金)の相模原北公園花便り その3です。
今回は林の中の花を紹介します。
梅園から足を西に向けると、林があります。
この林も、梅同様に若葉をつけ、そこから漏れ落ちる日の光は、爽やかな初夏を思わせます。
日をたくさん浴びることのできる場所に比べ、咲いている花は少ないですが、光の溢れる場所に咲く花とは違った雰囲気の花を見ることができます。
林の中に咲く花には、凛としていたり、不気味な感じがするのは、光の少ない場所だからでしょうか。
すべてオリンパスTG-615で撮影しました。
キクザキイチゲが咲いていた場所に、ヤブイチゲ(八重咲きイチリンソウ)の花が咲いていました。
4/5のキクザキイチゲが数輪咲いているときには、他の花が咲く気配はなかったのですが、一週間経つとヤブイチゲが群生していました。
花はまだ咲ききっておらず、ネットで名前を調べるのが大変でした。
花の中を覗くと、八重らしき花びらが準備しているので、名前を見つけることができました。
林の中に入ると、まず目にはいるのがこのムラサキケマン。
ちょっと薄暗い中で咲いているうえ、形がごちゃごちゃしており、色もキレイとはいえず、どこか不気味な印象を受けます。
この草を調べてみると有毒らしく、誤って口に入れれば嘔吐や呼吸麻痺、心臓麻痺などを引き起こすそうです。
また、ウスバシロチョウの幼虫の食草だそうで、この草を食べるウスバシロチョウも有毒とのこと。
ムラサキケマンと同じく林の中で目につく花です。
長い雄しべがたくさん生え、花びらもシワシワ。
これも鑑賞して気持ちのいい花には見えませんが、クサイチゴの花です。
5~6月頃に生る果実は食用になり、酸味は少なく甘い味がするそうです。
花がいっぱい咲いていたので、きっと実もたくさん生るでしょう。
明日は、花を撮影中に見かけた虫を紹介します。
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