4月12日(金)の相模原北公園花便り その2です。
今回は梅の木の下に咲く花々を紹介します。
梅の花が散ってしまい、梅園からは賑やかさは消え、新緑の若葉からは初夏の勢いのようなものが感じられるようになりました。
梅の木の下にはタンポポが咲き、鮮やかな黄色が余計に夏を想像させ、梅園にはもう見所はないように思えてきます。
でもちょっと目線を下げてみると、意外とたくさんの花が咲いていることが分かります。
咲いているのは、1cmにも満たない小さな花々で、意識しないと気が付かないかもしれません。
そんな小さな花をデジタルカメラで大きく写してみると、いつもとは違う春を楽しむことができると思います。
すべてオリンパスTG-615で撮影しました。
花が終わり、若葉が茂る梅の木には梅の実がなっています。
4月5日に訪れた時よりも、梅の木の下に咲くタンポポの数が増えていました。
鮮やかな黄色に目を奪われて、他には花がないと思いがちですが、ちょっとしゃがんで辺りを見てみましょう。
周囲の小さな花々のささやかな自己主張が目に入ってきます。
梅の木の下に咲いているのはタンポポばかりでなく、スミレも咲いています。
たぶんコスミレだと思うのですが、スミレの種類は多く、下の濃い紫色のスミレと同じく、この写真だけでは名前を特定する情報が不足しています。
この色の濃いスミレも名前が分かりません。
この写真と下の写真だけでは情報不足でした。
花びらの側弁に毛があり、花の模様が特徴的だったのですが、それでも分かりません。
他にも種類を特定するための特徴があるようなので、今度相模原北公園に行ったときに、各部位を撮影してくるつもりです。
スミレの葉の形状を記録するつもりで撮影しましたが、歯が欠けていたりして、あまり参考になりません。
梅の木の下に咲いているキュウリグサ。
葉をもむとキュウリの匂いがすることから、この名がついたそうです。
水色と黄色の配色が爽やかな印象ですが、花の大きさが5mm程度ととても小さいので、気をつけていないと気付かないかもしれません。
梅の木の下で延びていたツクシ。
ツクシが生えていると、周囲にもたくさん生えていることが多いですが、あまり見かけませんでした。
梅の木の下に咲くオオイヌノフグリ。
花はとても小さいですが、鮮やかな青で目を引きます。
オオイヌノフグリの果実。
名前の由来となる犬の陰嚢を想像させる形です。
指との比較から、その小ささが分かると思います。
小さいうえに、ガクのようなものに隠れているので、よく探さないと果実は見つかりません。
それを見つけて“イヌノフグリ”とは。
もう少しまともな名前はなかったのでしょうか。
明日は、相模原北公園北側、梅園の西側にある林の中に咲く花を紹介します。
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