ほぼノーメンテ雨ざらし35年物ママチャリの前輪が回らなくなったので交換した。
自転車は「ワニ製作所」製。
前後輪パンク修理&前輪タイヤ交換をやったほか、特にメンテナンスは行っていない。
今回行った作業
- 古い前輪のハブをばらして状態確認
- 前輪をホイール&タイヤ完組ものに交換
- 古い前輪についていたタイヤ&チューブを後輪に取り付け
今回買ったもの
- 前輪ホイール、タイヤ、チューブ完組品
- ハブスパナ(ハブコーンレンチ)
- コンビネーションレンチ13mm、15mm
- ダルマネジ(リアブレーキワイヤーをブレーキサーボに止めるボルト)
前輪ホイール、タイヤ、チューブ完組品
サイズ:24×13/8。
ヤフオクで購入。
2040円+800円(送料)
メーカー不明。
ハブスパナ(ハブコーンレンチ)
バイクハンド(台湾製)のハブスパナ(13/14、15/16、17/18の3本セット)
楽天市場のワールドサイクルで806円(税込)+300円(メール便送料)。
欠品の状態で注文したが1週間かからずに届いた。
厚みは2mm。
接触面はそれほどキレイではないので、ハブのグリスアップ&玉当たり調整程度なら問題なさそう。
今回は13mmをハブのコーン部に使用。
【M便】バイクハンド YC-257ABC ハブスパナセット
コンビネーションレンチ13mm、15mm
ダイソーで購入。
メガネレンチとスパナは持っているので買わなくてもよかったが、コンビレンチがあると楽そうなので買っておいた。
今回は15mmのメガネ部をハブコーンのロックナット、後輪軸固定ナットに使用。
13mmはハブコーンの玉当たりに使えるので買っておいたが、ハブコンレンチを使ったので使わなかった。
ダルマネジ(リアブレーキワイヤーをサーボブレーキに止めるボルト)
唐沢製作所 511-10001 [WIRESTOPER-GD]
35年雨ざらしでサビだらけだったものを無理やり外したらナメた。
他のボルト類に比べ柔らかい材質のようだ。
ヨドバシ.comで購入。
90円(税込)送料無料。
整備中にナメたので急遽ネットで注文したが、17時に注文して翌日10時に届いた。
こんな注文で申し訳ない感じ。
Amazonや楽天だと数百円+送料なので非常にお買い得。
唐沢製作所はサーボブレーキを作っている会社。
唐沢製作所 511-10001 [WIRESTOPER-GD]
使った工具・油脂類
- ハブスパナ13mm
- メガネレンチ10mm~15mm
- スパナ10mm
- タイヤレンチ
- ドライバー+中
- KURE 5-56
- チェーンルーブ(バイク用)
- AZ シャーシグリス
1. 古い前輪のハブをばらして状態確認
最近、前輪がブレーキをかけたように重くなったなぁと思っていたら、前輪がまったく回らなくなった。
ブレーキは接触していないので、おそらくハブがおかしくなっているはず。
とハブを見ると明らかにおかしくなっていた。
ハブ左側がひび割れて開いたようになっている。
ハブ右側も怪しいヒビが見られる。
ベアリングが引っ込んだハブのカップ部と軸にハマり、まったく動かなくなっていた。
反対側のカップ部。
正常な方は軸が飛び出していない。
ハブのコーン側。
グリスが切れて金属のカスが溜まっている。
なぜハブがこんな状態になったのか。
グリスが切れてコーンも一緒に回り、ネジが刻まれているコーンが軸のネジに沿って動いてしまったのが原因らしい。
そのため前輪が左に移動してカップを押す形になってしまった。
実際に外した前輪の軸を持って前輪を回転させると、車輪が軸に沿って左に移動するのが確認できた。
AZのシャシグリスをたっぷりつけてベアリングとコーンを組みつけてみると、カップ部のひび割れからグリスがはみ出てきた。
車輪を回すとすぐに止まってしまうが乗るとほとんど重く感じないので、新しい前輪が届くまでこれでしのぐことにした。
2. 前輪をホイール&タイヤ完組ものに交換
ヤフオクで落札したホイール・チューブ・タイヤ完組品が届いた。
車輪を回してみるとゴリゴリいって車輪の回転が鈍いので、前輪を交換する前に玉当たりを調整する。
コーンを外してグリスの量を確認。
ネットのグリスアップ画像より少ない印象。
雨ざらしを考えるともう少し多い方がいいが、今回はこのままで様子を見ることにする。
車輪を回してガタツキがなくゴリゴリいわない程度にコーンを締めて、ロックナットでコーンを固定。
交換完了。
3. 古い前輪についていたタイヤ&チューブを後輪に取り付け
古い前輪についていたタイヤとチューブは一度交換済みで比較的新しいので、一度も交換していない後輪に組み替える。
元に戻す時のために軸にはまっている順番を写真で撮っておく。
最初に変速ケーブルを外す。
この自転車は内装3段変速。
変速機を一番「速」にしておく。
こうするととケーブルが一番伸びた状態になり、ケーブルを外しやすくなる。
ケーブルが引っかかっている変速レバーを押しつつ、ケーブルワイヤーエンドをラジオペンチでつかんで外す。
変速ケーブルが外れた。
ケーブルは後輪軸についているケーブルを固定している部品に差し込んであるだけなので、部品を軸から外せば抜ける。
ブレーキケーブル関連を外す。
最初に画像の「1」のケーブルを外し、次に画像の「2」のブレーキワイヤー固定具兼サーボブレーキの固定具を外す。
35年雨ざらしでサビだらけだったものを無理やり外したらダルマネジをナメてしまった。
急遽、
ヨドバシ.comで「唐沢製作所 511-10001 [WIRESTOPER-GD]」を注文。
材質が柔らかいので、ここを分解するときは替えを用意しておいた方がいいかもしれない。
後スプロケットカバーを固定している上部のスクリュー1本を外す。
後スプロケットカバーを後ろに引くとカバーが外れる。
前スプロケットカバーを固定しているスクリュー1本を外す。
隙間をマイナスドライバーでコジるとカバーが外れる。
あとは自転車をひっくり返して作業。
車輪軸固定ナットを外す。
↓
車輪軸にはまっているスタンド、泥除けステー、荷台ステー、変速ケーブル用ブラケットを外す。
チェーン引き用ナットをギリギリまで緩める。(写真を撮るタイミングを間違えた)
つづいて後輪を一番前にズラしたら、前スプロケットからチェーンを外す。
次に後ろスプロケットからチェーンを外しつつ、後輪を後ろに引いて車体から後輪を外す。
この後、後輪のタイヤとチューブを古い前輪についていたものに交換。
チェーンの汚れを落とし、チェーンルーブを塗布。
後輪を逆の手順で組み立てて完成。
ダルマネジ(リアブレーキワイヤーをサーボブレーキに止めるボルト)の新品が届いたのでリアブレーキワイヤーを取り付けて、作業完了。
唐沢製作所 511-10001 [WIRESTOPER-GD](ダルマネジ)
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 2012-03-09
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート