訂正:2012/10/10
いままで『ヤマトアシナガバチ』としていましたが、『キボシアシナガバチ』であることが分かりました。
最初に確認をしたときは、単純に、反り返った巣ではないことから、キボシアシナガバチの巣ではないと判断していました。
ところが、成体の胸部を見ると、ヤマトアシナガバチにはある縦二本の黄色の紋がありません。したがってキボシアシナガバチであることが分かります。
ご指摘をしていただいた方に感謝いたします。
2010年10月5日
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチが羽化した。
はじめは逃げた親蜂が戻ってきたのかと思っていたが、巣をよく見ると、繭の蓋が一つ開いていた。
すべてNIKON COOLPIX5000にて撮影。
最初に羽化した
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチ。
よく見ると、複眼の色が黒っぽく、赤茶色だった親蜂と印象が違う。
羽化した蜂は、巣を見つけたときにすでに繭を作っていたので、繭づくりから羽化までに日数は不明。
先日、繭づくりを撮影した幼虫も、
三匹中二匹はオオカマキリに食べられてしまい、
生き残って最後に繭を作った幼虫のみが、羽化までの日数を知ることのできる蜂となってしまっている。
2010年10月6日7時12分
羽化した二匹目の
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチを見つけた。
複眼は黒く、翅はまだ透明できれいに延びていない。
きっと羽化してから、それほど時間が経っていないのだろう。
触角でコミュニケーションをとる
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチ。
成虫がでてきた繭は、丸く噛み切られて、蓋のようになっているのが分かる。
何日か様子を見ていたが、蝉が羽化したときのように、すぐにどこかへ飛んでいってしまうことはなく、しばらくこの巣に留まっていた。
はじめは羽化したての体の硬化を待っているだけなのかと思っていたが、他にも自然の厳しさを垣間見る理由があった。
キボシアシナガバチ観察日記1:観察開始キボシアシナガバチ観察日記2:幼虫の繭作りキボシアシナガバチ観察日記3:オオカマキリの襲来キボシアシナガバチ観察日記4:生き残った幼虫の繭作りキボシアシナガバチ観察日記5:キボシアシナガバチの羽化
キボシアシナガバチ観察日記6:共食いと巣立ちキボシアシナガバチ観察日記7:最後の羽化と巣立ちキボシアシナガバチ観察日記8:巣を調べる