訂正:2012/10/10
いままで『ヤマトアシナガバチ』としていましたが、『キボシアシナガバチ』であることが分かりました。
最初に確認をしたときは、単純に、反り返った巣ではないことから、キボシアシナガバチの巣ではないと判断していました。
ところが、成体の胸部を見ると、ヤマトアシナガバチにはある縦二本の黄色の紋がありません。したがってキボシアシナガバチであることが分かります。
ご指摘をしていただいた方に感謝いたします。
2010年10月15日
巣に残っていた最後の一匹が羽化した。
すべてNIKON COOLPIX5000で撮影。
羽化した最後の一匹。
半分はオオカマキリに食べられ、二匹は共食いされ、一匹は羽化がかなわなかったものの、最後の一匹が羽化したことで、残った蜂が無事巣立っていく安堵感と、これで
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチの観察も終わるのかと思うと、寂しくなった。
先に羽化した二匹はサナギを共食いしたことで、餌を確保したが、この蜂はその餌もない。
唯一残っているサナギをかじろうとしているようだが、硬くて食べられない様子。
2010年10月18日
巣のある木の枝で
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチを見た翌日、最後の一匹は巣立っていった。
次回は、巣を取って色々と調べた結果を公開。
今回の撮影はすべてNIKON COOLPIX5000で撮影したが、バリアングル液晶が非常に役立った。
というのも、
ヤマトアシナガバチ キボシアシナガバチの巣は2m弱のところにあり、手を伸ばして撮影しなければならず、バリアングル液晶がなければ、色々な角度からの撮影ができなかった。
またすべてフォーカス固定で撮影したため、ピントが合っている部分の輪郭強調する機能「ピーキング」も、ピント合わせに役立った。
逆にCOOLPIX5000の弱さというか古さを感じたのが、手ぶれ補正がないことと、高感度撮影が弱いこと。
巣のあるところは常に日陰となっており、曇っているときなどはISO200に設定しても、シャッタースピードが1/10秒以下になることが多い。
しかも手を上に伸ばして撮影しているため、手ぶれ写真を量産してしまうこととなった。
キボシアシナガバチ観察日記1:観察開始キボシアシナガバチ観察日記2:幼虫の繭作りキボシアシナガバチ観察日記3:オオカマキリの襲来キボシアシナガバチ観察日記4:生き残った幼虫の繭作りキボシアシナガバチ観察日記5:キボシアシナガバチの羽化キボシアシナガバチ観察日記6:共食いと巣立ちキボシアシナガバチ観察日記7:最後の羽化と巣立ち
キボシアシナガバチ観察日記8:巣を調べる