キヤノン カラーレーザープリンター LBP7010Cを使い始めて、2回目の年賀状印刷を行った。
昨年は初めてだったこともあり、設定を念入りに調整・確認し印刷したので大きな問題はなかったが、今年は慣れてきたこともあって設定の確認漏れで失敗してしまった。
トナーが定着しておらず、表面はガサガサ。
手で触るとトナーが付着する。
念のためにA4でLBP7010Cのステータス印刷をしてみると、裏面にトナー付着。
3回印刷して裏面にトナー汚れの付着はなくなり、一安心。
トナーが定着しなかった原因
LBP7010Cのプロパティーで、『給紙』タブの用紙種類が「普通紙」になっていたのが原因だった。
ここで用紙設定をしておかないと、トナー定着時に用紙の厚みに応じた加熱温度にならないらしい。
LBP7010Cのプロパティーの『ページ設定』タブで原稿サイズが「はがき」になっていたのでOKだろうと勘違いした。
なぜそんな勘違いをしたか。
LBP7010Cのプロパティーを出して原稿サイズを手動で「はがき」にすると、用紙種類は自動で「はがき」に変更される。
しかし、Photoshopや宛名印刷ソフト(宛名職人を使用)でLBP7010Cのプロパティーを開いた場合、原稿サイズは「はがき」に自動で設定されているものの、用紙種類は「普通紙」のままだった。
私は自動で用紙種類も「はがき」に設定されていると思い込んで、そのまま印刷。
結果、普通紙の定着温度ではがきを印刷したためにトナーが溶けきれずに今回の失敗を招いてしまった。
正常に印刷できたはがき印刷設定
Photoshop側
- 『用紙設定』で「はがき」を選択。
- 『オプション』のカラー処理は「カラーマネージメントなし」を選択
- その他変更なし
LBP7010Cプロパティー側
- 『ページ設定』タブで原稿サイズが「はがき」になっていること、印刷の向きが正しいことを確認。
Photoshopの設定を読み込んでおり、「はがき」と印刷の向きは変更しなくていい。
- 『給紙』タブで用紙種類を「はがき」に変更。
Photoshopや宛名印刷経由で設定する場合「普通紙」になっている。
- すでに片面を印刷している場合は「印刷済み用紙の裏面に印刷する」にチェックを入れる。
これにチェックを入れておかないと、すでに印刷している側のトナーが再び溶けてしまったりなど、問題が起きることがあるらしい。
- 『印刷品質』タブは特に設定なし。
- 色味を調整したい場合は『カラーモード』で各種調整を行う。
2020年年賀状の色調整
昨年は絵柄の色が淡く、画面の色とずれているように感じたので以下の調整を行った。
去年の年賀状
- 「色の設定を行う」をチェック
- 「色設定」をクリックし、『色調整』タブで「ブルーを強く」を1クリック。
- 『マッチング』タブでICMモードを選択。
- 「アプリケーションのカラーマッチングを優先する」のチェックを外す。
- イメージ、グラフィックス、テキストのマッチング方法を「色差最少」を選択。
上記で画面に近い色合いになったが、少し濃いのでトナー濃度を調整。
- 「処理オプション」をクリック。
- 「トナー濃度」を選択し、「調整する」を選択。
- 「詳細」をクリック。
- シアン、マゼンタ、イエローの各色を-1に設定。
【関連記事】