森川民芸社の赤べこを補修した。
この赤べこは確か祖母から小学生のころに貰ったものだと思う。
いつの間にか角が折れ、頭を釣っている糸が切れてしまった。
頭は新しい糸で釣りなおしたものの、紐が少し長かったため首が揺れなくなっていた。
そんな状態の赤べこを、家にある材料で補修した。
補修するのは、折れた角、揺れなくなった頭、錆びた鈴、剥がれかけた鞍の縁取り、百万両箱を固定する紐の追加。
元々の角は細かったが、もっと柔らかい印象にしたかったので、先日作った「
招き猫又」、「
八咫シマエナガ」、「
柴犬ケルベロス」で余っていた石粉粘土を使って、円錐状の角にした。
それを木工用ボンドで接着。
色はダイソーの「固形タイプ カラフル絵具」を使った。
赤に黒を少し混ぜたりしたが、深い赤が出なかったので、これで良しとした。
塗装が乾くと艶消しになるので、艶を出すために木工用ボンドを上から塗った。
向かって右の角が木工用ボンドを塗ったもの。
最終的に角には木工用ボンドを2回塗った。
頭が揺れなくなった原因は、以前頭を釣り直した糸が少し長く、体の下に当たっていたため。
当たっている部分を少し削ると頭を振るようになった。
鈴の錆びは紙やすりで落とした。
ダイソーの「固形タイプ カラフル絵具」の黄色と茶色で金を表現しようとしたものの上手くいかなかったので、ペイントカマーカーのシルバーで塗った後、木工用ボンドを上から塗って艶を出した。
完成した鈴は木工用ボンドで接着。
鞍の金色の縁取りが剥がれかけていたので、木工用ボンドで接着。
補修個所は右下、後ろ左右。
百万両箱を固定する紐を追加して完成。
正面。
後ろ。
左。
右。
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