先日、草刈りで新興製作所 ヘッジトリマ SHT-350を使用していたところ、誤って延長ケーブルを切断してしまった。
せっかくなので、延長ケーブルの補修と併せてブレードのバラシ清掃、本体内部の清掃メンテナンスを行った。

切断してしまったケーブルを、絶縁被覆付スリーブ B型でつなげたが、結線に夢中で線がクロスしてしまった。
2本の線の接続部をズラすことで、線が抜けた時のショート防止になる。また補修部分の太さも細くできるメリットがある。
線の太さは0.75sqで絶縁被覆付スリーブ B型は呼び1.25を使用。
このあと導通と電気抵抗が増えていないことをテスタでチェックした。

念のため各線にビニールテープを巻いた。

さらにまとめてビニールテープで2重に巻いた。

本体を開けたところ。

赤で囲った部分のビス用のボスが折れてしまっている。
またケーブル固定用の部分はビス用のボスどころか、固定用のフランジも割れてしまっている。

他のビス用ボスも割れが発生しており、ビスが効かないor効きにくい状態になっている。

瞬間接着剤と重曹で折れたビス用のボスを接着補強し、割れたボスも瞬間接着剤と重曹で割れた部分を盛った。

割れたビス用のボスは、本体の片割れ側のボスに入れるようになっているので、接着剤を盛ったままだと本体が合わせられない。
少し強度は落ちるが、元の径になるようにヤスリで削った。

ケーブル固定方法の変更。
元々は上の画像のように、本体のフランジとビスで固定するパーツで挟み込むことでケーブルを固定しいた。
しかし本体フランジおよびビス用のボスが割れてボロボロになっていたので、本体に穴をあけ、下の画像のように結束バントで固定することにした。

ブレードは、使用後に簡単な清掃を行っていたものの、ヤニ取りなどはしておらず汚れていたので、ダイソーのキッチンマジックリンもどきを使って清掃。
しばらくブレードを漬けておいて、樹脂のブラシで擦るときれいになった。

ブレード同士の合わせ面は少し錆が浮いていたので、砥石で錆を落とした。
削りすぎると切れが悪くなるので、錆を軽く落とした程度。

ブレードには、余っていた車のエンジンオイルを全体に塗布。
摺動面以外にも錆が少し浮いていたので、エンジンオイルを塗っておいた。

本体組付け。
この後、ギアの部分とカムの部分にウレアグリスを塗布した。
元々のグリスは透明だったので、リチウムグリスあたりが塗布されていたようだ。

組み立て完了。
補修したビスも効いており、ブレードの動きもなめらかになった。