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懲りずに街路樹のイチョウ

[被写体] 植物|2012/12/03 Mon
懲りずに街路樹のイチョウを撮影。
イチョウが頭上に被さってトンネルのようになっていると、非常に気持ちがいい。
イチョウの葉の色が、真っ黄色じゃなく、ほんの少しだけ赤みが混じっているのが、黄色のまぶしさを和らげているように思う。

街路樹のイチョウ
SANYO MZ3
遠くまで続くイチョウのトンネル

イチョウの黄葉のメカニズムは、先日の記事『相模原北公園の黄葉』で説明した、黄葉のメカニズムと同じで、葉の中にあった色素『カロテノイド』が、葉緑素の現象とともに、カロテノイドの色が目立ちはじめることによる。

ただ、カロテノイドが木にとってどのような役目をしているのかは分からないので、ネットで調べてみた。
カロテノイドは光合成色素で、主なものにβ-カロテン、ビオラキサンチン、アンスラキサンチン、ゼアキサンチンというものがあるらしい。

β-カロテンは、ニンジンに含まれる抗酸化作用の強い物質で知られているもので、集光的性質よりも生物にとって害のある活性酸素が生成しないようにするのが主な役目。

ゼアキサンチンは、クロロフィルという別の光合成色素(これが緑色をしている)からエネルギーを受け取り、熱に変える。光が強い場合、クロロフィルで作られすぎて余ったエネルギーを、熱として消費し、木を守っている。

植物は環境によって生成する物質(ビオラキサンチン、アンスラキサンチン、ゼアキサンチンが)を変え、自分の状態バランスを保っているとのこと。
エネルギーが余っている場合は、ゼアキサンチンを作り、逆に光が弱くエネルギーが足りない場合は、集光性質のあるビオラキサンチンを作るように反応が進む。
参考:光合成色素|光合成の森

上の解説をちょっと読んだだけでも、秋でも植物が活発に活動し、葉を付けている植物の葉の役割は重要なことが分かる。
最近、頻繁に枝が切り払われた街路樹のイチョウを見かけるが、この木が葉が枯れたりして元気がないのも頷ける。木の中では、とんでもないことになっているのかもしれない。
枝が頻繁に切り払われたイチョウ

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