オリンパスSZ-16を購入してから、同じレンズを使用していると思われるオリンパスSZ-30MRについての田中希美男氏のブログ記事を見つけた。
ここでは、とくにSZ-30MRの特徴である25-600mmのレンズについて書かれていて、おそらく同じ事がSZ-16にも当てはまるのではないだろうか。
この超高倍率ズームレンズの描写性能が ―― とくに解像力、レンズの ―― が素晴らしい。むろん、撮像センサーが1/2.3型とちっちゃなものなので、画質的には多々、アラも目立つけど ―― ノイズリダクション処理を控えればイイんだと思うが、たぶん、オリンパスはノイズをとことん嫌ったんだろうね、やや強引 ―― しかしレンズそのものの実力(描写性能)は、ズーム倍率のことを考えれば飛び抜けて素晴らしい。
ノイズリダクション云々の話には同感。
等倍で見ると画像がベッタリして不自然に感じてしまうので、もう少しノイズがあってもいいから、ノイズリダクションを弱めて欲しい。
SZ-16 テレ端600mmで手持ち撮影。
ISOオートでISO500まで上がった。
Pモード、露出補正なし、1/250s、F6.9(テレ端の解放絞り)
ISOが500まで上がったためか、撮影した8Mの等倍で見てもノイズリダクションがかけられているのが分かった。
しかし、縮小してしまえば、ノイズリダクションの不自然さは感じられない。
30MRの高倍率ズームもインナーフォーカス方式。だから、600mm相当の望遠側で40センチの至近撮影では実質的な焦点距離は“相当に短く”なるのではないか、と思っていたのだが、しかし実際に撮影してみたら、意外や意外、ほどんど焦点距離は短くなっていない。つまり、内焦式ピント合わせにもかかわらず40センチの至近でも、無限遠と同じく600mm相当(それ以上?)の焦点距離を保っている。実質的焦点距離が短くならない“珍しい”内焦式高倍率ズームレンズなのだ。
インナーフォーカスなのに、テレ端最短撮影距離の40cmでも焦点距離600mm相当に保っているというのも嬉しいなぁ。
こういう記事を見つけると、SZ-16が愛おしくなってくる。
【Photo of the Day|田中希美男 OLYMPUS SZ-30MRに関する記事】
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