オリンパスのTG-615を手に入れてから、サンヨーMZ3の出番が急に減った。
MZ3よりTG-615の出番が増えたのは、レンズが出ない気軽さと、タフシリーズならではの頑丈さ、そしてマクロの最短撮影距離が3cmだから。
MZ3は、マクロの最短撮影距離が10cmで、小さな昆虫が大きく撮れないのが大きな弱点。
そんなMZ3でも、今のコンデジにはないすばらしい機能がある。
それはマニュアルフォーカス、マニュアル露出、RGBCMYの『色相、彩度、明度』を変更し、保存できることだ。(リアルカラーイコライザー)
この機能のおかげで夜景は好きなように撮影できる。
無限遠、Pモード、ISO100、F2.7、1/4s
これがカメラが設定した露出。
無限遠、Mモード、ISO100、F2.7、1s
シャッタースピードを1秒にして撮影。
今回の夜景では無限遠モードにして撮影したが、TG-615には無限遠がない。
だから雲や、フォーカスが厳しい夜景を撮るのは、TG-615では厳しい。
リアルカラーイコライザーで設定した色調で撮影するのも面白い。
モノクロ、彩度すべて-50、明度Y+50、RGBCM-50(最大最小値は50)
赤だけ彩度をつけると、モノクロに赤だけ色のついた画像が出力される。
ちなみにTG-615にはモノクロがない。
マジックフィルターができるのだから、モノクロぐらいあってもいいのだが。
色相RGB-50、彩度RGB-20、CMY変更なし
RGBの色相をずらして、CMYに近い色にすることで、ネガフィルム風の色調にした。
うまく調整できれば、トイカメラ風の色調も出せるだろう。
彩度RGBCMY+50
全ての彩度を最大にしたポップカラー。
1/1.7inch CCDを搭載しているからか、ポップカラーにしてもなんとなく余裕が感じられる。