レビューに使用したパソコンはメーカーからの貸出機です。
Lenovo Yoga 770i 14型 Gen7 (第12世代Intel Core) レビュー 概要
Lenovo Yoga 770i 14型 Gen7 は、第12世代 i7-1260Pを搭載したレノボの14型マルチモード2-in-1ノートパソコン。
10点マルチタッチ有機ELパネルは360度回転するので、ラップトップモード、タブレットモードのほか、キーボードを底面にし135度開いて映像を楽しむスタンドモード、さらに開いてV字に置いて使うテントモードなど、さまざまな使い方ができる。
Lenovoには同様にモニターが360度回転するIdeapad Flexもあるが、Yogaはより高性能で上位モデルという位置づけ。
本体にはアルミニウムを使用しており、全体的に剛性が高い印象。
タッチパネルを採用しているためか、ディスプレイ部にベゼルはなく全面にガラスが貼られている。
本機に搭載されている液晶は、14型 2.8K 2880x1800 (16:10) 有機ELディスプレイ 10点マルチタッチ 100%DCI-P3 90Hz 400nit 光沢パネルで、色の偏りはなくギラつきもない。長時間の使用でも目は疲れないでしょう。
ただ全体にキャンバス地のようなテクスチャーっぽい細かい模様が表示されており(タスクバーのアイコンも同様なので壁紙の問題ではない)、目を30cmほど近づけると気になってしまう。
これが個体差なのかディスプレイパネルの仕様なのかは不明。
デジタルペンは滑りが悪い。またペン動かすと筆圧部分のペン先がキュッキュッと音がし、あまり実用的ではないように感じた。
紙に書くようなスピードでペンを動かすとわずかに追従も遅れる。指で描くと全く問題がないのでディスプレイ側の問題ではなさそうだ。
キーボードの打鍵感は柔らかい感触。
メインで使用しているThinkPad P14sがカッチリとした感触なので、軽い入力でタイプできるYoga 770iのキーボードはそのように感じてしまうのかも。
慣れの範疇でしょう。
Lenovo Yoga 770i 14型 Gen7 (第12世代Intel Core) レビュー機のスペック
Lenovo Yoga 770i 14型 Gen7 (第12世代Intel Core) レビュー機のスペック
型番 |
82QE005EJP |
OS |
Windows11 Home |
CPU |
Intel Core i7-1260P (12コア/16スレッド/最大4.7GHz) |
メモリ |
16GB LPDDR5-4800MHz (オンボード) |
ストレージ |
1TB SSD M.2 PCIe-NVMe PCIe4.0x4 (Samsung MZAL41T0HBLB-00BL2) |
ディスプレイ |
14型 2.8K 2880x1800 (16:10) OLED (有機ELディスプレイ) 10点マルチタッチ 100%DCI-P3 90Hz 400nit、Dolby Vision対応、DisplayHDR 500 True Black |
グラフィックス |
Intel Iris Xe Graphics |
外部インターフェイス |
右:マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、USB 3.2 Gen1、電源ボタン
左:HDMI、Thunderbolt 4 x2(DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)、microSDメディアカードリーダー |
スピーカ |
ステレオスピーカー 4個 (2Wx2 ツイーター、2Wx2 ウーファー) |
通信 |
イーサネット:なし
ワイヤレス:Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2x2、Bluetooth:Bluetooth v5.2 |
Webカメラ |
IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
メモリーカードスロット |
microSD メディアカードリーダー |
センサー |
加速度センサー |
セキュリティ |
顔認証(Windows Hello対応)、指紋センサー:なし |
本体サイズ |
約316.66x220.25x17.35mm |
重量 |
約1.42kg |
バッテリー駆動時間 |
最大約12時間(JEITA2.0) |
ACアダプター |
入力100-240V 1.8A 50/60Hz 、出力:20V 3.25A 65W (FPU PN:02DL129) |
製造日 |
2020年9月 |
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※Lenovo Yoga 770iの最新モデルはYoga 7i Gen 8 14型(第13世代Intel)です。
Yoga 7i Gen 8 14型 (第13世代Intel) 製品ページへ
Lenovo Yoga 770i 14型 Gen7 (第12世代Intel Core) の本体レビュー
外観
天板、本体ともにアルミニウムが採用されており、非常に剛性感が高い。
天板にはYOGAのロゴがある。
底面には排気ファンの吸気口とスピーカーがある。
スピーカーはキーボード横にもある4スピーカー使用。
大きさ・重量
14インチ 16:10液晶のYoga 770i大きさは、A4サイズの用紙よりわずかに大きいサイズ。
厚さは約17mm(ゴム足含む)。
ゴム足が2mm程なので本体は約15mm。
14インチ 16:10ディスプレイのYoga 770iと14インチ 16:9ディスプレイのThinkPad P14sの比較。
Yoga 770iにはディスプレイのベゼルがない分コンパクトになっている。(ディスプレイの黒縁はある)
重量はカタログ値で約1.42kg。
ThinkPad P14sの約1,47Kgとほぼ同じ。
Yoga 770iのACアダプターは65W (20V 3.25A)
ThinkPad P14sの65W ACアダプターと比べると約半分の大きさで、非常にコンパクト。
ただアダプター本体にプラグが付いており、使用環境に制限がでてしまうのが残念。
電源コネクタはLenovoの独自形状ではなくUSB-C。
汎用性があって良いが、長い間使っていると本体のUSB-Cコネクタが破損しそうで怖い。
Yoga 770iのデジタルペンは4096段階の筆圧を感知に対応。
右側面のUSB-A端子にアダプターを挿して固定できる。
インターフェイス
左側には、HDMI、Thunderbolt 4 x2(DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)、microSDメディアカードリーダー。
USB-Cの一つは電源ポートに使用。
右側には、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、USB-A 3.2 Gen1、電源ボタン。
電源ボタンにはランプがついており、起動中は点灯、スリープ中は点滅する。
もう一つUSB-Aがあると使い勝手が良くなりそう。
背面は、大きな排気口のみ。
背面の排気口は、ディスプレイを開くとディスプレイの内側になり、排気はディスプレイ下部に当たる。
ディスプレイ
Yoga 770iのディスプレイ、14型 2.8K 2880x1800 (16:10) OLED (有機ELディスプレイ) 10点マルチタッチ 100%DCI-P3 90Hz 400 nit、Dolby Vision対応、DisplayHDR 500 True Black。
色の偏りのない光沢パネル。
輝度400nitで明るさは十分。
ディスプレイはベゼルがなく前面にガラスパネルが貼られており、スマホのように黒縁があるタイプ。
画面サイズは実測で
画面サイズ:308mmx208mm
表示面積:302mmx188mm
同じ14型のThinkPad P14s(14型 10:9)の画面サイズは、画面サイズ=表示面積で310mmx174mm。
ディスプレイを上から見たところ。
視野角は広く、色の変化は感じられない。
ディスプレイを横から見たところ。
同様に視野角は広く、色の変化は感じられない。
光沢ディスプレイなので壁の模様が反射してしまった。
Yoga 770iのディスプレイで気になるのが、目を30cmくらいに近づけるとキャンバス地のような模様が前面に出ていること。
目を近づけなければほとんどわからない細かさなので、人によっては気にならないかもしれない。
なお、4K IPS 光沢液晶のThinkPad P14sやフルHD TN液晶のThinkPad T520にはこのような模様は見られない。
Yoga 770iのディスプレイを180度開いたところ。
底面が若干浮く。
Yoga 770iの各ディスプレイモード。
通常のラップトップモードのほかにタブレットモード、テントモード、スタンドモードで使用できる。
ディスプレイを180度以上に開くと自動でキーボードやタッチパッドが無効になり、液晶の表示が上下反転する。
タブレットモードでは縦横で使用可能。1.42Kgを片手で持つとかなり重かった。
Yoga 770iの天板のでっぱりはディスプレイを開閉するのにとても便利。
また開閉も軽いので、片手でディスプレイを開いても本体は浮き上がらない。
Yoga 770iのディスプレイの固定はマグネット式。
ディスプレイ側の左右と、本体の左右にマグネットがある。
キーボード
キー配列は最近一般的な6段日本語配列。
ThinkPaadとは違い、CtrlキーとFnキーは通常配列。
右のキー幅が少し狭くなっている。
キーピッチは19mmでちょうどよいピッチ。
キーの高さ(キーストローク)は約1.5mm。
同じキーストローク1.5mmのThinkPad P14sより軽くタイプできるためか、キーストロークが浅く感じる。
Yoga 770iのキーボードバックライトは、消灯、暗い、明るいの3段階。Fn+スペースキーで切り替えられる。
Yoga 770iのタッチパッドのタッチパッドは120mmx75mmとかなり大きい。パッド下部は左右クリックボタンになっている。
その他
Yoga 770iはディスプレイを開くと自動で起動する機能がある。
設定はUEFIかLenovo Vantegeから変更できる。
Yoga 770iのパフォーマンス
以下のソフトを使用してYoga 770iのパフォーマンスを測った。
- CrystalDiskInfo
- CristalDiskMark
- Cinebench (R15/R20/R23)
- Aviutlエンコード
- ドラゴンクエストX ベンチマーク
- FF14 ベンチマーク
- FF15 ベンチマーク
Aviutlエンコードでは、エンコード時間、CPU温度、クロックスピードの推移を見ていく。
Yoga 770i単体だとパフォーマンスが分かりづらいので、比較対象として以下のパソコンの計測値も掲載している。
なおゲームベンチマークはYoga 770i、ThinkPad P14s、Legion 760、MouseComputer MPro T376Xのみ。
Yoga 770iのパフォーマンスモードはFn+Qで切り替えることができ、「エクストリーム・パフォーマンス」、「インテリジェント・クーリング」、「バッテリー省電力」を設定できる。
さらに「エクストリーム・パフォーマンス」に自動で移行するように設定することも可能。
なおWindows11の電源モードでもパフォーマンスが変えられるが、「バランス+エクストリーム・パフォーマンス」と「最適なパフォーマンス+エクストリーム・パフォーマンス」でのベンチ値に差はなかった。
ベンチマークの測定は「バランス+エクストリーム・パフォーマンス」と「バランス+インテリジェント・クーリング」で行った。
ベンチマーク測定PCのスペック
ベンチ測定PC |
CPU |
グラフィックス |
ストレージ |
Yoga 770i |
i7-1260P (12コア/16スレッド/最大4.7GHz) |
Intel Iris Xe Graphics |
Samsung MZAL41T0HBLB-00BL2 1TB NVMe(PCIe4.0x4) |
ThinkPad P14s |
i7-10610U (4コア/8スレッド/最大4.9GHz) |
Quadro P520 |
Samsung MZVLB512HBJQ-000L7 512GB MVMe(PCIe3.0x4) |
Legion 760 |
Ryzen7 5800H (8コア/16スレッド/最大4.4GHz) |
RTX 3080 |
Samsung MZVLB1T0HBLR 1TB NVMe(PCIe3.0x4) |
Lavie N15 |
i5-1135G7 (4コア/8スレッド/最大4.2GHz) |
インテル Iris Xe グラフィックス |
東芝(KIOXA)KXG6AZNV256G 256GB NVMe(PCIe3.0x4) |
Surface laptop2 |
i5-8250U (4コア/8スレッド/最大3.4GHz) |
インテル UHD グラフィックス 620 |
SKhynix BC501 256GB NVMe(PCIe3.0x2) |
ThinkPad T520 |
i5-2520M (2コア/4スレッド/最大3.2GHz) |
NVIDIA NVS 4200M |
Crucial MX500 (SATA3) |
MPro T376X |
i7-6700 (4コア/8スレッド/最大4.0GHz) |
GTX 1050 |
SanDisk SSD Plus 240GB (SATA3) |
CrystalDiskInfo
Samsung MZAL41T0HBLB-00BL2 1TB MNMeが搭載されている。
転送モードはPCIe4.0x4
CristalDiskMark
Yoga 770i Samsung MZAL41T0HBLB-00BL2 1TB MNMe SSDのベンチマーク値。
NVMe PCIe4.0×4だが、PCIe3.0×4とほぼ同じ。
Cinebench
Cinebench R15
Yoga 770iのCinebench R15 ベンチマーク値。
OpenGL値はインテリジェント・クーリングとエクストリーム・パフォーマンスで差がなかった。
各パソコンのCinebench R15測定値グラフ。
i7-1260P (12コア/16スレッド/最大4.7GHz)のパフォーマンスは高いが、スペック上ではRyzen7 5800H (8コア/16スレッド/最大4.4GHz)より高性能のはずが、Ryzen7 5800Hより測定値は低い。
冷却性能が関係しているのだろうか。
Cinebench R20
Yoga 770iのCinebench R20 ベンチマーク値。
Cinebench R20と同様、エクストリーム・パフォーマンスとインテリジェントクーリングの差はほとんどない。
Cinebench R20 ベンチマーク値比較グラフ。
Cinebench R15と同様、i7-1260Pのパフォーマンスは高いがRyzen7 5800Hより低い。
Cinebench R23
Yoga 770iのCinebench R23 ベンチマーク値。
Cinebench R20ではエクストリーム・パフォーマンスとインテリジェントクーリングの差はほとんどない。
Cinebench R23 ベンチマーク値比較グラフ。
Ryzen7 5800H搭載PCが手元にないのでi7-1260Pとの比較ができなかった。
Aviutlエンコード
用意した動画ファイルをエンコードし、エンコード時間、CPU温度、クロックスピードの推移を計測した。
Aviutlのエンコードは基本的にCPUのみで行われ、CPUのパフォーマンス変化を比較することで、主にPCの冷却性能やCPUの出力の仕方が見えてくる。
素材
MOV 1280x720 8Bit AVC/H.264 Baseline@3.1 1:1 Progressive 29.97fps 7319f 8396.89kb/s
長さ:4分4秒 / サイズ:244MB
エンコード内容
素材を1280×720→1920×1080に変換。
x264でプロファイルを「Youtube」に設定。
そのほかは変更なし。
計測時の室温
Aviutl エンコード 計測時の室温
Yoga 770i |
20℃ |
ThinkPad P14s |
28℃ |
Legion 760 |
28℃ |
Lavie Direct N15 |
22℃ |
Surface laptop2 |
32℃ |
ThinkPad T520 |
28℃ |
MPro T376X |
18℃ |
エンコード時間
Yoga 770iのAviutlエンコード時間。
Cinebenchと同様、エクストリーム・パフォーマンスとインテリジェントクーリングの差はほとんどない
Aviutlエンコード時間比較グラフ。
i7-1260Pのパフォーマンスの高さが分かる。
CPU温度とクロックスピードの推移
Aviutlエンコード時のCPU温度とクロックスピードの推移は、Core Tempのログ機能を使って計測した。
掲載しているグラフは、各コアの温度およびクロックスピードをコア数で割り平均したもの。
Aviutlエンコード時の平均クロックスピード比較グラフ。
興味深いのはYoga 770iのクロックスピードがあまり上がっていないにも関わらず、エンコード時間が短いこと。
コア・スレッド数が多いのでクロックを上げなくてもエンコード時間が短いのだろうか。
クロックがもっと上がれば、さらにエンコード時間が短くなると思われるが、エクストリーム・パフォーマンスでもクロックがそれほど上がっていないので、これ以上エンコード時間を短くする方法はないかもしれない。
Aviutlエンコード時の平均温度比較グラフ。
Yoga 770iのクロックスピードが低めなのは、CPU温度上昇によるものではないことが分かる。
エンコード開始直後の温度が高めなので、それが最後まで影響したのだろうか。
なおエンコード時には大き目のファンと音が鳴っていた。
もう少し長い時間の負荷をかければ挙動の特徴が分かるかもしれない。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
グラフィック設定:最高品質
解像度:1920x1080
表示方法:フルスクリーン
ThinkPad P14sのみ標準品質で測定。
ドラゴンクエストX ベンチマーク参考値
評価 | スコア | 評価 |
Yoga 770i
エクストリーム・パフォーマンス |
9104 |
とても快適 |
Yoga 770i
インテリジェント・クーリング |
8125 |
とても快適 |
ThinkPad P14s
標準品質 |
6274 |
快適 |
Legion 760 |
21424 |
すごく快適 |
MPro-T376X |
17760 |
すごく快適 |
FF14 ベンチマーク
グラフィック設定:最高品質、最品質(ノートPC)
解像度:1920x1080
表示方法:フルスクリーン
ThinkPad P14sは、標準品質(ノートPC)、解像度:1280×720、表示方法:ウィンドウで測定。
FF14 ベンチマーク結果
PC | スコア | 評価 |
Yoga 770i
最高品質
エクストリーム・パフォーマンス |
4288 |
普通 |
Yoga 770i
最高品質
インテリジェント・クーリング |
4018 |
普通 |
Yoga 770i
高品質(ノートPC)
エクストリーム・パフォーマンス |
5935 |
普通 |
ThinkPad P14s |
7185 |
やや快適 |
Legion 760 |
18642 |
非常に快適 |
MPro-T376X |
7022 |
やや快適 |
FF15 ベンチマーク
このベンチマークではWindows11の電源モードの変更も加えて測定してみた。
組み合わせは以下の通り
- バランス、エクストリーム・パフォーマンス、標準品質
- バランス、エクストリーム・パフォーマンス、軽量品質
- バランス、インテリジェント・クーリング、軽量品質
- 最適なパフォーマンス、エクストリーム・パフォーマンス、軽量品質
グラフィック設定:標準品質、軽量品質
解像度:1920x1080
表示方法:フルスクリーン
ThinkPad P14sは軽量品質・1280×720・ウィンドウで測定。
Legion 760とMPro-T376Xは高品質・1920×1080・フルスクリーンで測定。
FF15 ベンチマーク結果
PC | スコア | 評価 |
Yoga 770i
標準品質
バランス
エクストリーム・パフォーマンス |
2572 |
やや重い |
Yoga 770i
軽量品質
バランス
エクストリーム・パフォーマンス |
3319 |
普通 |
Yoga 770i
軽量品質
バランス
インテリジェント・クーリング |
3186 |
普通 |
Yoga 770i
軽量品質
最適なパフォーマンス
エクストリーム・パフォーマンス |
3296 |
普通 |
ThinkPad P14s |
2064 |
重い |
ThinkPad P14s |
2064 |
重い |
Legion 760 |
10644 |
とても快適 |
MPro-T376X |
2305 |
重い |
ゲームベンチではWindows11の電源モードを変えてもパフォーマンスに差は出なかった。
またThinkVantegeから変更できるパフォーマンスモードもそれほど大きな違いは出なかった。
なお、すべてベンチマークで開始してしばらくすると大きな排気音がしていた。
Lenovo Yoga 770iの感想
Yoga 770iで使いやすいと感じたのは、ディスプレイの開閉がしやすいこと。
ディスプレイを開くためのでっぱりがあり、軽い力で開くことができるため、本体を手で押さえる必要がなく片手で開けられる。
いろいろなモードで使えるのもいい。
使用用途が広いのはやっぱり便利。
一方、Yoga 770iの特徴であるタッチディスプレイは、ディスプレイ上でのLenovoデジタルペンの滑りが悪く、素早く動かしたときの追従性もあまり良くないのが残念。
タッチ操作や指での描画操作などはまったく問題ない。
紙にメモを取るつもりでペンを動かすと、描画されない部分が出たりする。
せっかく使用用途が広いのにもったいないと感じた。
気に入った点
- アルミのヒンヤリしたボディーは剛性が高く、移動させるのにとても安心感がある。
- 光沢液晶のクッキリとした表示と偏りのない色がいい。
- 十分な性能の4スピーカー
- 片手で開けられるディスプレイ
- 高性能なCPU
気になった点
- ディスプレイ上でのLenovoデジタルペンの滑りが悪い。
- ディスプレイ全体にキャンバス地のような細かい模様がある。(目を30cmくらいに近づけると見える)
- CPUの性能が十分に生かされていないかも。
- USB-Aコネクタがもう一つ欲しい。
- もう少し軽ければ。
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