相模原北公園のロウバイをオリンパスSZ-16で撮影してきました。
1/13の相模原北公園のロウバイはほぼ満開で、撮影しているとほのかないい香りが漂ってきました。
今回ロウバイの撮影にSZ-16を使ったのは、露出補正をマイナスにすることでコッテリとした色になるかどうかを試したかったからです。
とくにロウバイの薄い黄色と青空はそのチェックに最適だと思いました。
ところが撮影を始めてすぐにバッテリー切れの表示になり、露出補正を段階的に撮影して色の変化を確認するどころではなくなってしまいました。
そういう訳で何枚かロウバイを撮っただけで撮影終了となりましたが、撮影した感覚だと露出マイナス補正量に応じたコッテリとした色のりとはなりづらいようです。CCDのTG-615は露出マイナス補正量を増やすにしたがってコッテリとした色になりますので、SZ-16がCMOSだからかもしれません。また取扱説明書に書いていないレベルのSZ-16の仕様が分かり、収穫にはなりました。
なお、掲載している画像はPhotoshopでレベル補正しています。
【基本設定】
WBオート
ISOオート
Pモード
露出補正:0
Sマクロモード
露出補正:-0.7
Pモード
露出補正:-1.3
Pモード
露出補正:-1.3
Pモード
露出補正:-1.3
【今回の撮影でSZ-16について気付いたこと】
- Pモードの露出補正値は記憶されるが、Sマクロモードの露出補正値は記憶されない。
- オリンパスTG-615ではマクロモードの中にSマクロが組み込まれており、PモードのSマクロとして使えていたものが、SZ-16ではSマクロはシーンモードやパノラマモードなどモードの一つとして組み込まれています。そのためモード選択でSマクロにしなければいけません。
SZ-16の仕様では、モードを変更すると露出補正値は0に戻るようになっているようです。
せっかくPモードで記憶できるのだから、他のモードでも記憶して欲しいものです。 - 再生画像が撮影した画像よりもキレイに調整されて表示される
- 今回の撮影で露出補正を-1.3というかなり暗めの補正をしたのは、撮影後に表示される確認画像を見て、思ったより明るく撮影されていると思ったからです。そのため思い切って-1.3に露出補正したわけですが、パソコンで見るとかなりアンダーな写真になっていました。確認のためにSZ-16で画像を表示させてみると、やっぱり適性露出に近い画像が表示されます。もしかしたらSZ-16はテレビに繋いで撮影画像を見ることを想定して表示画像の調整をしているのかもしれません。
しかしこれでは露出補正をしにくいわけで、せめてオリジナルの表示もできるような設定が欲しいと思いました。
なお家に帰ってから露出補正を段階的に変えて撮影してみたところ、表示画像も若干変化しているので、露出補正を考慮しつつ、表示画像を調整していると考えた方が良さそうです。
オート撮影が基本のお手軽SZ-16ですので、こういうことは割り切るしかありません。
しかし一度カメラのクセ(仕様)や出来ること出来ないことが分かってしまえば、撮影者側でフォローできることがほとんどなので、SZ-16を買って失敗したという気持ちは湧いてきません。
むしろ今後の撮影で気をつける点に気付いたことの嬉しさと、1万円そこそこでよくぞここまでという気持ちの方が強いです。
今回の撮影では露出マイナス補正量に応じて、色の変化はほとんどないことが分かりました。
そういう訳でこれからもSZ-16を使い倒していきたいと思います。
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